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住友林業と積水ハウスは、どちらも大手で、木造の商品を持っています。公式サイトを読み比べると、断熱と耐震は数字の出し方が近く、保証の書き方が大きく違います。
この記事では、両社の断熱・耐震・保証を、各社の公式サイトの本文で確認できた内容だけで並べます。検索結果の抜粋や口コミの数字は入れていません。
なお、坪単価は載せていません。両社とも公式の価格表を出しておらず、確かめられる数字がないためです。
結論:差が出るのは保証の書き方
| 項目 | 住友林業 | 積水ハウス |
|---|---|---|
| 断熱 | 「360°TRIPLE断熱」。すべての地域で2027年施行予定の新ZEH基準(断熱等性能等級6)に対応 | 断熱等級6に「対応可能」/長期優良住宅では標準仕様で等級5 |
| 耐震 | 耐震等級3と明記 | 耐震性能のページに等級の記載なし。震災での全壊・半壊ゼロの実績と工法で説明 |
| 保証 | 最長60年(上限あり)。「初期◯年」という書き方はしていない | 初期30年+有料点検・有償工事で建物がある限り延長(上限なし) |
断熱:住友林業は「対応」、積水ハウスは「対応可能」
住友林業は、高性能な断熱材と窓、熱を伝えにくい木の構造材を組み合わせた「360°TRIPLE断熱」について、すべての地域で2027年施行予定の新ZEH基準(断熱等性能等級6)に対応しているとしています。
積水ハウスは、快適性能のページに「断熱性能 等級6 対応可能」とあります。一方、長期優良住宅認定制度のページでは、省エネルギー対策(断熱等性能等級5・一次エネルギー消費量等級6)に「当社の標準仕様で認定基準に対応しています」と書かれています。「邸別に計算するため、プランにより対応が異なる場合があります」という注記つきです。
等級6という数字は両社に出てきますが、住友林業は「すべての地域で対応」と範囲を明示し、積水ハウスは「対応可能」という書き方にとどめて、標準仕様としては等級5を挙げています。
なお、両社とも、ここで挙げた性能ページにUA値の数値そのものは載せていません。
見るときの注意:断熱等級は建てる地域区分によって基準値が変わります。「すべての地域で」と書かれているかどうかは、読み飛ばさずに確認してください。
耐震:等級で名乗るか、実績で示すか
住友林業は、耐震等級について「最高評価の耐震等級3は避難所などの防災拠点並みの強さ。住友林業の家はもちろん耐震等級3」と書いています。等級という共通の物差しで名乗る形です。
積水ハウスの耐震性能のページには、耐震等級という言葉が出てきません(2026年9月29日に全文を確認)。代わりに次のような内容が書かれています。
- 阪神・淡路大震災(1995年)の被害エリアに建っていた積水ハウス29,692棟のうち、全壊・半壊は0棟。東日本大震災(2011年)も177,488棟のうち全壊・半壊0棟。熊本地震(2016年)でも全壊・半壊した棟はなし(※地盤移動および津波によるものは除く)
- 柱と基礎を直接つなぐ「基礎ダイレクトジョイント」
- 軽量鉄骨・重量鉄骨・木造それぞれで実物大の耐震実験を実施
- 揺れに合わせて外壁が回転する「外壁パネルロッキング工法」(鉄骨)、「スライドアブソーバー工法」(木造)
等級の記載が出てくるのは長期優良住宅認定制度のページで、認定基準の「耐震等級(倒壊等防止)2又は3又は免震建築物であること」に「当社の標準仕様で認定基準に対応しています」と書かれています。これは等級3だと明言したものではありません。
どう読むか:等級の記載がないことは、耐震性能が低いことを意味しません。ただし等級という物差しでは横に並べられないため、等級が必要な場合(地震保険の割引など)は、自分のプランで評価書が取れるかを個別に確認してください。
保証:上限のある60年と、上限のない延長
ここが両社でいちばん違うところです。
住友林業は、「維持保全計画書」に基づくメンテナンス工事を同社で実施した場合、構造躯体および防水を最長で60年間保証するとしています。条件と例外は次のとおりです。
- 30年目に保証延長を希望する場合は、有料メンテナンス工事が必要で、同時に耐久診断も実施
- 60年目まで定期的に無料点検。ただし延長保証を辞退した場合、以降の定期点検は有料
- 40年目以降の延長を受ける場合、40年目・50年目の点検で外壁塗装のメンテナンスが必要になる場合がある。外壁にタイル等がある建物は、40年目・50年目に足場を設置して耐久診断(有料)
- 店舗併用住宅は20年または10年、別荘など常時居住しない建物は10年
- 本内容は2020年4月1日以降に契約した人が対象
- 指定した設備機器の自然故障について、引き渡しから10年間の無料修理制度あり(2022年7月1日以降の契約が対象)
積水ハウスは、構造躯体と雨水の侵入を防止する部分について「初期30年保証制度」を適用し、初期保証が終わったあとも必要な有料点検・有償工事を行うことで建物がある限り保証を延長できるとしています(「永年保証」)。
違いは上限の有無です。住友林業は60年という上限を示し、積水ハウスは上限を切らない書き方をしています。ただし、どちらも延長には有料の点検・工事が条件です。
見るときの注意:住友林業の公式ページには「初期◯年」という書き方がなく、「最長60年」と「30年目の延長には有料メンテナンス工事と耐久診断が必要」という形で書かれています。何年目から有料になるのかを、見積もりの段階で確認してください。積水ハウスは初期30年と明記しています。
まとめ:どちらも条件つき、確かめる場所が違う
- 断熱を全地域で確認したいなら:住友林業が「すべての地域で断熱等性能等級6に対応」と範囲を明示しています。
- 耐震を等級で確認したいなら:住友林業が等級3と明記しています。積水ハウスは等級での記載がないため、個別確認が必要です。
- 過去の震災での実績を重く見るなら:積水ハウスが棟数つきの数字を公表しています。
- 保証は上限の有無で違う:住友林業は最長60年、積水ハウスは上限なしの延長。どちらも有料の点検・工事が条件です。
この記事では順位をつけていません。公式の数字だけで比べると、どちらにも条件つきの部分があり、何を重視するかで見る場所が変わるためです。
自分の土地と間取りで、見積もりを並べてみる
ここまで見たとおり、断熱や耐震の等級、保証の条件は、各社とも「プランや仕様によって変わる」と書いています。自分の間取りでどうなり、いくらかかるのかは、実際の間取りと見積もりを並べてみないと分かりません。
まどりLABOは、土地の形や希望の部屋数などを入力すると、AIが3分で複数の間取りを作り、その間取りで工務店・ハウスメーカーへの見積もり依頼まで無料でできるサービスです(全国対応・見積もりは最短1週間)。作られる間取りは参考プランで、実際に建てるには建築士・工務店による設計が必要です。
5社を横断して同じ3項目で並べた記事もあります。あわせてご覧ください。
→ ハウスメーカー5社の性能を比べた|断熱・耐震・保証を公式情報だけで整理
出典
住友林業(2026年9月30日に確認)
- 断熱:https://sfc.jp/ie/technology/dannetsu/
- 耐震:https://sfc.jp/ie/info/hajimete/saigai/
- アフターサービス・60年保証:https://sfc.jp/ie/support/
積水ハウス(2026年9月29日に確認)
- 耐震性能:https://www.sekisuihouse.co.jp/kodate/spec/technology/earthquake-resistance/
- 快適性能(断熱):https://www.sekisuihouse.co.jp/kodate/spec/technology/comfortability/
- 長期優良住宅認定制度:https://www.sekisuihouse.co.jp/kodate/spec/technology/long-life-quality-housing/
- 永年保証:https://www.sekisuihouse.co.jp/kodate/products/shawood/technology/comfortable/
