アイ工務店と一条工務店を比較|断熱・耐震・保証を公式情報だけで整理

アイ工務店 vs 一条工務店 断熱・耐震・保証を比較

本記事はプロモーション(広告)を含みます。

アイ工務店と一条工務店は、どちらも断熱性能の数字を前面に出しています。公式サイトを読み比べると、数字の見せ方と、保証の長さが違います。

この記事では、両社の断熱・耐震・保証を、各社の公式サイトの本文で確認できた内容だけで並べます。検索結果の抜粋や口コミの数字は入れていません。

なお、坪単価は載せていません。両社とも公式の価格表を出しておらず、確かめられる数字がないためです。

結論:断熱は等級が違い、保証は年数が違う

項目 アイ工務店(N-ees) 一条工務店(グラン・スマート)
断熱 標準仕様で全エリア「断熱等級6」・HEAT20 G2グレード。全国UA値0.28以下、C値0.32(平均実測値) 断熱等級7が標準
耐震 耐震等級3が標準装備。ただし本文は「耐震等級3相当」とも書かれ、プランにより最高等級にならない場合あり 耐震等級3(全棟標準)
保証 初期30年・最長70年(防蟻を含む) 30年

断熱:等級はアイ工務店が6、一条工務店が7

アイ工務店は、商品「N-ees(ニーズ)」について、標準仕様で最も基準の厳しい北海道エリアの「断熱等級6」の性能を満たすとしています。これは全エリアで断熱等級6、ならびにHEAT20のG2グレードを実現するものだと書かれています。数値としては、全国UA値0.28以下、気密性はC値0.32(平均実測値)を挙げています。

注記として「UA値は、プラン、建物の大きさにより異なる場合があります」「プランにより一部仕様が異なる場合があります」とあります。

一条工務店は、グラン・スマートで断熱等級7が標準です。ただし「建築地やプラン、採用する仕様によっては対応できない場合があります」という注記があります。なお、UA値の数値そのものは性能ページに載せていません。

等級で見れば一条工務店が上ですが、アイ工務店はUA値とC値という実測寄りの数値を公開しており、一条工務店は公開していません。比べられる項目が両社で違う点に注意してください。

気密(C値)とは:住まいにどれだけ隙間があるかを表す数値で、小さいほど隙間が少ない家です。断熱等級には気密の項目が含まれないため、等級だけでは気密性能はわかりません。アイ工務店は第三者機関による全棟気密測定を行っているとしています。

耐震:どちらも等級3、ただし書き方に差がある

一条工務店は耐震等級3を、すべての商品タイプ・建物で標準仕様としています。

アイ工務店の耐震性能ページには「最も高い耐震性能を持つ『耐震等級3』の家が標準装備」という見出しがあります。ただし、同じ段落の本文では「この耐震等級3相当の建物をご提供するために」と書かれており、さらに「※プランによっては、最高等級にならない場合がありますので、打ち合わせにより決定します」という注記がついています。全プラン一棟ごとに構造計算を行っているとも書かれています。

そのほか、制震と耐震を組み合わせた「AI-DAMPER」、28mmの構造用高耐久MDF「AIボード28」、剛床+モノコック構造の木質ハイブリッド工法、ベタ基礎の全国標準化などが挙げられています。

「相当」とは:住宅性能表示制度の評価を受けていれば正式な「耐震等級3」、評価を受けずに同じ水準で設計した場合は「耐震等級3相当」と書き分けます。正式な等級が必要なら、評価を取れるかと費用を最初に確認してください。アイ工務店のページは「標準装備」と「相当」が同じ箇所に併記されているため、どちらの意味かは打ち合わせで確かめる必要があります。

保証:初期30年・最長70年と、30年

アイ工務店は「構造躯体」「防水」「防蟻」について初期30年保証と最長70年の長期保証システムを掲げています。公式ページには次のように書かれています。

  • 業界初となる防蟻保証を含む初期30年保証。10年目・20年目に有償メンテナンス工事を行わずに適用される初期保証(30年目までのすべての定期点検を受けることが必要)
  • 最長70年とするには、すべての定期点検を受けること、および30年目以降に同社が必要と判断した有償メンテナンス工事を行うことが前提
  • 本保証内容は木造の住居専用のみに適用

一条工務店は30年保証です。無料点検、無償のシロアリ予防工事、防水の必要なメンテナンス工事などを続けることが条件になっています。

年数だけを見るとアイ工務店が長く、さらに最初の30年について「10年目・20年目の有償メンテナンス工事が不要」と明記している点が特徴です。ただし30年目以降は有償メンテナンスが前提になります。

見るときの注意:保証は年数だけでなく、対象部位と、何年目からいくらかかるのかをセットで見てください。長期保証はどの会社も定期点検の継続が条件です。

まとめ:確かめたい項目で選ぶ場所が変わる

  • 断熱等級を最優先するなら:一条工務店グラン・スマートが等級7を標準としています(建築地・プラン・仕様の条件つき)。
  • UA値・C値という実数で確認したいなら:アイ工務店が全国UA値0.28以下、C値0.32(平均実測値)を公開しています。一条工務店は性能ページにUA値を載せていません。
  • 耐震を評価書つきで確認したいなら:一条工務店は等級3を全棟標準としています。アイ工務店は「標準装備」と「相当」が併記されているため、個別確認が必要です。
  • 保証の年数を重く見るなら:アイ工務店が初期30年・最長70年。最初の30年は有償メンテナンス工事なしと明記されています。

この記事では順位をつけていません。両社は公開している項目が違うため、どちらが良いかは何を確かめたいかで変わります。

自分の土地と間取りで、見積もりを並べてみる

ここまで見たとおり、断熱や耐震の等級、保証の条件は、各社とも「プランや仕様によって変わる」と書いています。自分の間取りでどうなり、いくらかかるのかは、実際の間取りと見積もりを並べてみないと分かりません。

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5社を横断して同じ3項目で並べた記事もあります。あわせてご覧ください。
→ ハウスメーカー5社の性能を比べた|断熱・耐震・保証を公式情報だけで整理

出典

アイ工務店(2026年9月30日に確認)

  • 高気密・高断熱:https://www.ai-koumuten.co.jp/concept/technology/airtight-insulation/
  • 耐震性能:https://www.ai-koumuten.co.jp/concept/technology/earthquake-resistance/
  • 保証制度:https://www.ai-koumuten.co.jp/concept/support/

一条工務店(2026年9月25日に確認)

  • グラン・スマート(断熱):https://www.ichijo.co.jp/lineup/grand-smart/
  • 耐震:https://www.ichijo.co.jp/lp/taishin/
  • 保証:https://www.ichijo.co.jp/aftersupport/