ハウスメーカー5社の性能を比べた|断熱・耐震・保証を公式情報だけで整理

ハウスメーカー5社の性能を比べた 断熱・耐震・保証を比較

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家づくりでハウスメーカーを比べ始めると、「高断熱」「耐震等級3」「最長60年保証」といった言葉があちこちに出てきます。ただ、同じ言葉でも、対象の商品や地域、保証の条件は会社ごとに違います。

この記事では、次の5社を断熱・耐震・保証の3つで比べます。

  • ヤマダホームズ(注文住宅)
  • タマホーム「egao(笑顔の家)」
  • 一条工務店「グラン・スマート」
  • セキスイハイム「あったかハイム」
  • アイフルホーム「FAVO PREMIUM」

数字はすべて、各社の公式サイトの本文で確認できたものだけを使っています(2026年9月25日時点)。検索結果の抜粋や口コミの数字は入れていません。

なお、坪単価は載せていません。5社とも公式の価格表を出しておらず、確かめられる数字がないためです。

5社の性能一覧

会社・商品断熱耐震保証
ヤマダホームズ 注文住宅UA値 標準0.46以下耐震等級3(全棟標準)初期20年・最長60年(商品「RASIO」の場合)
タマホーム egaoUA値0.23・HEAT20 G3水準(6・7地域)耐震等級3初期20年・最長60年(長期優良住宅の認定を取った建物の場合)
一条工務店 グラン・スマート断熱等級7(標準。建築地・プラン・仕様によっては対応できない場合あり)耐震等級3(全棟標準)30年
セキスイハイム あったかハイム断熱等級6耐震等級3(標準仕様で達成可能)最長30年(初期年数の記載なし)
アイフルホーム FAVO PREMIUMUA値0.26・断熱等級7耐震等級3の設計構造・防水・防蟻は初期20年・最長60年

どの数字にも条件がついています。以下で項目ごとに補足します。

断熱:共通の物差しは「断熱等級」

断熱の性能は、UA値(外皮平均熱貫流率)で表すことが多いです。値が小さいほど熱が逃げにくい家になります。

ただ、各社が出しているUA値は、最上位の商品の値だったり、特定の地域での値だったりして、条件がそろっていません。一条工務店とセキスイハイムは、UA値の数値そのものを公式ページに載せていません。そこで5社を並べる物差しには、国の統一基準である断熱等級を使い、UA値は商品名と条件を添えて書きます。

  • タマホーム egao:UA値0.23(HEAT20 G3水準)。断熱地域区分の6・7地域での値で、プランなどの条件で変わります。1〜3地域ではG2レベルです。
  • アイフルホーム FAVO PREMIUM:UA値0.26、断熱等級7。公式ページには「地域、仕様、プラン形状により、達成できる等級および数値は異なります。実測値を保証するものではありません」と注記があります。
  • 一条工務店 グラン・スマート:断熱等級7が標準です。ただし公式ページには「建築地やプラン、採用する仕様によっては対応できない場合があります」と注記があります。
  • セキスイハイム あったかハイム:断熱等級6。プランや採用するメニューによっては適合しない場合があります。
  • ヤマダホームズ 注文住宅:UA値 標準0.46以下。注文住宅サイト(JIDAI)の性能ページの記載で、どの商品の値かはページからは読み取れません。

見るときの注意: UA値は建てる地域とプランで変わります。カタログに載っている値が、そのまま自分の家の値になるとは限りません。見積もりの段階で、自分のプランで計算したUA値を出してもらうのが確実です。

耐震:「全棟標準」と「特定の商品だけ」を分けて見る

5社とも耐震等級3(最高等級)を掲げていますが、どの範囲に当てはまるかが違います。

  • 一条工務店:耐震等級3。すべての商品タイプ・建物で標準仕様としています。
  • ヤマダホームズ:耐震等級3。注文住宅サイトの性能ページで「耐震等級3の耐震性を確保しています」とあり、3階建ての商品でも等級3に対応すると書かれています。ほかの商品のページには等級の記載がありません。
  • セキスイハイム:「標準仕様で最高等級の耐震性能をクリアすることが可能」としています。ただし「一部の特殊プランにおいては例外となることがあります」と注記があります。
  • タマホーム egao:耐震等級3を取得。制震と合わせた地震対策が標準仕様です。egao以外の商品は確認できていません。
  • アイフルホーム FAVO PREMIUM:耐震等級3の設計です。ただし住宅性能表示制度の評価を受けない場合は「耐震等級3相当」の設計になり、評価を取るには別途費用がかかります。雪の多い地域では、耐震等級1相当を基本として提案する場合があるとされています。

「相当」とは: 住宅性能表示制度の評価を受けていれば正式な「耐震等級3」、評価を受けずに同じ水準で設計した場合は「耐震等級3相当」と書き分けます。正式な等級が必要なら、評価を取れるかと費用を最初に聞いておくと安心です。

保証:年数だけで比べない

保証は「最初から付く年数」と「延長できる最長の年数」、そして「そのための条件」を分けて見る必要があります。

  • 一条工務店:30年保証。無料点検、無償のシロアリ予防工事、防水の必要なメンテナンス工事などを続けることが条件です。
  • セキスイハイム:最長30年。引渡し後3回の定期点検と、25年目まで5年ごとの定期診断を受け、適切な補修やメンテナンスを行うことが条件です。初期の保証年数は公式ページに書かれていません。外壁の保証は、磁器タイル以外の外壁だと10年です。保証の期間や内容は対象部位・商品・建築地によって異なる場合があり、北海道では保証期間が異なります。
  • タマホーム:構造躯体と雨水の浸入が初期20年、最長60年(長期優良住宅の認定を取った建物の場合)。認定を取っていない建物は「最長で30年の保証延長が可能」とされています。20年を超える分は、定期点検と必要に応じた有償メンテナンスを条件に10年ごとに延長します。白蟻被害の保証は20年です。
  • ヤマダホームズ:商品「RASIO」の場合、構造躯体・防水・防蟻が初期20年、最長60年。5年ごとの無償点検があり、最長60年は定期点検と有償アフター工事が条件です。会社全体の説明では「長期優良住宅の認定が必要」「商品によって保証内容が異なる」とされています。
  • アイフルホーム:構造・防水・防蟻がそれぞれ初期20年、最長60年。初期20年の保証には、保証会社による9年目の無料点検が必須です。20年目以降は、10年ごとの有料点検と有料メンテナンス工事を行うことで、最長60年まで延長できます。ほかに地盤保証20年、地震保証10年、設備保証10年があります。保証の条件や期間は加盟店によって異なる場合があります。

見るときの注意: 保証の年数が長くても、定期点検や有償メンテナンスが条件になっている会社がほとんどです。年数だけでなく、点検の間隔と、有償メンテナンスにかかる費用の目安を見積もりの段階で聞いておくと、長い目で見た負担を比べられます。

まとめ:何を重視するかで見る場所が変わる

  • 断熱の数字を最優先するなら: タマホーム egao(UA値0.23)、アイフルホーム FAVO PREMIUM(UA値0.26・断熱等級7)、一条工務店 グラン・スマート(断熱等級7が標準)。いずれも地域やプランの条件つきなので、自分の建てる地域で同じ値が出るかを確認してください。
  • 耐震等級3を全棟標準にしている会社: 一条工務店(全商品)とヤマダホームズ(注文住宅サイトの記載)。セキスイハイムも標準仕様で達成できるとしていますが、特殊プランは例外があります。
  • 耐震は評価書の有無を確認: アイフルホームは、評価を受けないと「等級3相当」になります。
  • 保証は条件とセットで: 年数が長くても、点検やメンテナンスの継続が条件になっています。

この記事では順位をつけていません。公式の数字だけで比べると、どの会社にも条件つきの部分があり、どれが良いかは建てる地域と何を重視するかで変わるためです。

自分の土地と間取りで、見積もりを並べてみる

ここまで見たとおり、断熱や耐震の等級、保証の条件は、各社とも「プランや仕様によって変わる」と書いています。自分の間取りでどうなり、いくらかかるのかは、実際の間取りと見積もりを並べてみないと分かりません。

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2社ずつの比較記事

この記事では5社を横並びにしました。特定の2社をもっと詳しく比べたい場合は、次の記事もあわせてご覧ください。

出典(すべて2026年9月25日に確認)