一条工務店とセキスイハイムは、どちらも「耐震等級3」「高断熱」を掲げるハウスメーカーです。公式サイトを読み比べると、断熱と耐震は同じ物差しで並べられる一方、保証は「30年」という数字が同じでも中身の書き方が違います。
この記事では、両社の断熱・耐震・保証を、各社の公式サイトの本文で確認できた内容だけで並べます。検索結果の抜粋や口コミの数字は入れていません。
なお、坪単価・価格・電気代は載せていません。両社とも公式の価格表や電気代の試算を、ここで挙げた性能ページには出しておらず、確かめられる数字がないためです。
結論:断熱と耐震は同じ等級、違いが出るのは商品と保証の書き方
| 項目 | 一条工務店 | セキスイハイム(あったかハイム) |
|---|---|---|
| 断熱 | 全棟 断熱等級6が標準(枠組壁工法の商品)/グラン・スマートは断熱等級7が標準 | 断熱等級6(プランや一部採用メニュー等の条件によっては適合しない場合あり) |
| 耐震 | 耐震等級3(すべての商品タイプ・建物で標準仕様) | 耐震等級3(標準仕様でクリア可能・一部の特殊プランは例外) |
| 保証 | 30年(無料点検・無償シロアリ予防工事などの継続が条件) | 最長30年(初期保証の年数はページに明記なし・定期点検と定期診断が条件) |
3項目とも数字だけ見るとほぼ同じです。違いは「どの商品で」「どんな条件で」という注記の部分にあります。以下で項目ごとに補足します。
断熱:会社全体なら等級6どうし、商品を選ぶと差が出る
一条工務店は、全棟で断熱等級6を標準としています。ただし公式ページには、枠組壁工法の商品に限ること、地域によって対応する商品が一部異なること、間取りや採用する仕様によっては満たせない場合があることが注記されています。
さらに上位の商品グラン・スマートは、断熱等級7が標準です。こちらにも「建築地やプラン、採用する仕様によっては断熱等級7を満たせない場合があります」という注記があります。
セキスイハイムは、「あったかハイム」のページで断熱等級6としています。注記は「プランや一部採用メニュー等の条件によっては断熱等級6に適合しない場合があります」というものです。
つまり、会社全体の標準どうしで比べると、どちらも断熱等級6です。差が出るのは、一条工務店でグラン・スマート(等級7)を選んだ場合です。
なお、UA値の数値は、両社ともここで挙げた性能ページに載せていません。
見るときの注意:両社とも「プランや仕様によっては満たせない」と書いています。自分の間取りで何等級になるのかは、見積もりの段階で確認してください。
耐震:どちらも等級3、例外の書き方が少し違う
一条工務店は、耐震等級3を「すべての商品タイプ、建物において標準仕様で実現」と書いています。耐震のページでは「一条はすべての商品で耐震等級3が標準です」とも明記しています。
セキスイハイムは、「標準仕様で最高等級の耐震性能をクリアすることが可能」と書いています。ただし「一部の特殊プランにおいては例外となることがあります」という注記つきです。
同じ耐震等級3でも、一条工務店は例外の注記なしで「すべて」と言い切り、セキスイハイムは「特殊プランは例外があり得る」と断っています。一般的な間取りであれば、どちらも等級3が標準と読んでよい書き方です。
見るときの注意:大きな吹き抜けや大開口など、構造に影響する間取りを考えているなら、そのプランで等級3の評価が取れるかを営業担当に確認してください。
保証:同じ「30年」でも、初期と最長の書き方が違う
一条工務店は30年保証です。継続の条件として「無料点検」「無償シロアリ予防工事」「防水について当社がメンテナンス工事が必要と判断した場合の無償補修工事」を実施することが挙げられています。
セキスイハイムは「お引き渡しから最長30年間の長期保証」と書いています。30年保証を受ける条件は、引き渡し後3回の定期点検と、25年目までの5年ごとの定期診断を受け、適切な補修・メンテナンスを行うことです。ほかに次の注記があります。
- 磁器タイル外壁以外の外壁は、保証が10年
- 保証の期間や内容は、対象部位・商品・建築地により異なる場合がある
- 北海道は保証期間が異なる
セキスイハイムのページには「最長30年」とあり、最初の保証が何年なのかは本文に書かれていません(2026年10月28日に確認)。一条工務店は条件つきで「30年保証」と書いています。
見るときの注意:保証は年数だけでなく、対象部位と延長の条件をセットで見てください。セキスイハイムで検討するなら、初期保証が何年で、30年まで延ばすのにどんな有償メンテナンスがいつ必要になるかを、見積もり段階で聞いておくと比べやすくなります。
まとめ:何を確かめるかで見る場所が変わる
- 断熱等級を最優先するなら:会社全体の標準はどちらも等級6です。等級7が標準の商品(グラン・スマート)を出しているのは一条工務店です。
- 耐震を等級で確認したいなら:どちらも耐震等級3が標準です。一条工務店は例外の注記なし、セキスイハイムは一部の特殊プランで例外があり得ると書いています。
- 保証は「30年」が同じ:違いは書き方で、セキスイハイムは「最長30年」で初期の年数を明記していません。外壁(磁器タイル以外)は10年、北海道は別という注記もあります。
この記事では順位をつけていません。公式の数字だけで比べると両社の差は小さく、どちらが良いかは選ぶ商品と、保証の条件をどう見るかで変わるためです。
一条工務店をほかのメーカーと比べた記事もあります。
- 一条工務店と積水ハウスを比較|断熱・耐震・保証を公式情報だけで整理
- 一条工務店とタマホームを比較|断熱・耐震・保証を公式情報だけで整理
- 住友林業と一条工務店を比較|断熱・耐震・保証を公式情報だけで整理
- アイ工務店と一条工務店を比較|断熱・耐震・保証を公式情報だけで整理
5社を横断して同じ3項目で並べた記事もあります。
→ ハウスメーカー5社の性能を比べた|断熱・耐震・保証を公式情報だけで整理
出典
一条工務店(2026年10月28日に確認)
- 断熱等級6:https://www.ichijo.co.jp/lp/insulation-grade6/
- グラン・スマート(断熱等級7):https://www.ichijo.co.jp/lineup/grand-smart/
- 耐震:https://www.ichijo.co.jp/lp/taishin/
- 保証:https://www.ichijo.co.jp/aftersupport/
セキスイハイム(2026年10月28日に確認)
- あったかハイム(断熱):https://www.sekisuiheim.com/attaka/technology/
- 耐震:https://www.sekisuiheim.com/appeal/quakeproof.html
- 保証:https://www.sekisuiheim.com/feature/support/
